この記事の結論
- 出石の食べ歩きの軸は皿そば巡り巾着セット(2,000円・永楽通宝3枚)。38店舗参加の皿そばめぐりを、営業時間確認済みの10店から巡る。
- 本記事の10店は、但馬國出石観光協会のサイトで営業時間・定休日を確認した(2026年9月25日取得)。
- 水曜休が最多(5店)。不定休の店も多いため、曜日と時間帯を先に決めてから皿そばめぐりをする。
- 「そば以外」のグルメも豊富。寿司(葵11:30〜22:00)・ステーキ(フリーダム〜24:00)・おはぎ(田吾作9:00〜17:00)など。
出石の散策の要——出石城跡・有子山・城下町の白壁
食べ歩きの前に、出石の地形を押さえておきます。出石は兵庫県豊岡市の北部、有子山の山麓に広がる城下町です。戦国時代に仙石秀久が築城し、江戸時代には仙石氏の治める出石藩の城下町として栄えました。白壁の商家が連なる通りは但馬の小京都と呼ばれ、観光協会の城下町マップ(主要・詳細)が公開されています(2026年9月25日取得)。
散策の拠点になるのは2か所です。
- 出石神社: 出石藩主仙石家の家紋「永楽通宝」にちなむ神社。皿そば巡り巾着セットの永楽通宝と同じ意匠です。
- 出石城跡(登城路): 有子山の中腹に城跡が残る。登城路からの眺望は出石のランドマークです。
食べ歩きの観点で押さえるのは2点です。第一に、皿そば巡り巾着セット(2,000円・税別)の存在。永楽通宝が3枚入った巾着を購入すると、1枚で皿そば一人前(3皿)の食事ができ、38店舗参加の皿そばめぐりが体験できます。第二に、公式サイトの「皿そば店一覧」(/sobamap/)には皿そば提供店の営業時間・定休日が店ごとに記載されている点です。この記事ではそのデータを整理し、その他のグルメ( foods一覧)と合わせて10店の表を作りました。
出石そばの歴史は古く、公式サイトの出石そばの歴史ページで解説されています。出石そばの製法は独特で、そば粉を5回挽く「打入粉」と、つなぎとして小麦粉を使うのが特徴です。江戸時代に蘭学者がそば粉の栽培を出石藩にすすめたことが発祥とされ、城下町のそば処に受け継がれてきました。1皿が小さく3皿で一人前という皿そばのスタイルは、蕎麦を打ったそばが冷めないうちに食べきるためと言われています。
食べ歩き10店——営業時間・定休日を確認した店
ここからがこの記事の本体です。皿そば提供店19店とその他のグルメ12店のデータから、城下町内で食べ歩き・食事しやすい10店を選び、営業時間・定休日・電話番号を確認しました(すべて2026年9月25日取得)。水曜休が最多(5店)で、不定休の店も多い町なので、表の「定休日」の列を先に確認してください。
皿そば・そば処(5店)
| 店 | ジャンル | 営業時間 | 定休日 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| いずし堂本店 | 皿そば | 9:00〜17:00 | 年中無休 | 9時開店で最も早い。皿そば巡り参加 |
| 近又 | 皿そば | 10:00〜15:00 | 不定休 | 皿そば巡り参加。15時閉店に注意 |
| そば処出石城 | 皿そば | 10:00〜18:00 | 不定休 | 皿そば巡り参加。18時まで営業 |
| 湖月堂内堀店 | 皿そば | 10:00〜17:00(夏期18:00) | 水曜 | 皿そば巡り参加。夏期は18時まで |
| 陣屋 | 皿そば | 10:30〜18:00(土日祝〜19:00) | 木曜 | 皿そば巡り参加。土日祝は19時まで |
その他のグルメ(5店)
| 店 | ジャンル | 営業時間 | 定休日 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 食事 葵 | 寿司 | 11:30〜22:00 | 不定休 | 寿司で座って食事をするならここ |
| 和みカフェ | カフェ | 10:00〜15:30 | 年中無休 | 年中無休で確実に開いている |
| フリーダム | ステーキ | 11:00〜14:00・17:00〜24:00 | 木曜 | 24時まで営業で夜の受け皿 |
| 田吾作 | おはぎ・赤飯 | 9:00〜17:00 | 火曜・毎月第2月曜 | おはぎと赤飯の店 |
| いずし川 | 和食 | 11:00〜20:00 | 火曜 | 和食で座って食事 |
電話番号は次のとおりです(サイト一覧より)。いずし堂本店=0796-52-2600/近又=0796-52-2268/そば処出石城=0796-52-2552/湖月堂内堀店=0796-52-5123/陣屋=0796-52-3262/葵=0796-52-4369/和みカフェ=0796-52-6045/フリーダム=0796-52-5890/田吾作=0796-52-6968/いずし川=0796-52-5067。なお、皿そば1皿の価格は公式サイトの一覧に記載されていないため、各店にお問い合わせください。
表の10店のほかに、皿そば提供店がもう14店あります(一鶴・入佐屋・家老・官兵衛・如月・輝山・玄・五萬石・彩蕎子・左京・宿坊・正覚田中屋・城山ガーデン・甚兵衛・仙石・そば庄鉄砲店)。また、その他のグルメとして喫茶店 風空路欧(8:00〜18:00・木曜休)、和風喫茶・甘味処 霜月(8:30〜17:00・金曜休)、おはぎ・赤飯 田吾作(9:00〜17:00・火曜+毎月第2月曜休)、焼肉 げん天(木曜休)、ワイン(レストラン・カフェ。日〜火・木〜土7:00〜20:30/水7:00〜16:00・不定休)、中国家庭料理「蘇州」(月火水11:30〜14:00/金土日11:30〜)などが foods一覧に記載されています(2026年9月25日取得)。皿そば以外の食事の選択肢も豊富な町です。
気になる店を個別に——皿そばと「そば以外」の選び方
皿そばの選び方——開店時間と休み方で分ける
皿そば提供店は営業時間が店ごとに大きく異なります。いずし堂本店(9:00〜17:00・年中無休)は最も早く開き、年中無休なので皿そばめぐりの最初の1枚に最適です。近又(10:00〜15:00・不定休)は15時閉店と早いため、午前中の皿そばめぐりに組み込みたい店。そば処出石城(10:00〜18:00・不定休)は18時まで開いているため、夕方の皿そばにも対応します。
水曜休が最多(5店): 家老・如月・湖月堂内堀店・甚兵衛・彩蕎子。このうち湖月堂内堀店(10:00〜17:00・夏期18:00)と彩蕎子(11:00〜20:00)は皿そばめぐり参加店です。木曜休が次(3店+閑散期あり): 玄・正覚田中屋・陣屋(10:30〜18:00・土日祝〜19:00)。不定休が多い(近又・官兵衛・仙石ほか)ため、皿そばめぐりの前日の電話確認を強くすすめます。
「そば以外」のグルメ——寿司・ステーキ・おはぎ
出石は「そば以外」のグルメも豊富です。食事 葵(寿司・11:30〜22:00・不定休)は寿司で座って食事をしたい場合の選択肢。フリーダム(ステーキ・11:00〜14:00・17:00〜24:00・木曜休)は24時まで営業しており、出石で最も遅くまで開いている食事処です。田吾作(おはぎ・赤飯・9:00〜17:00・火曜+毎月第2月曜休)はおはぎと赤飯の店で、食べ歩きや土産にも向いています。いずし川(和食・11:00〜20:00・火曜休)は和食で座って食事をする場合の選択肢です。
皿そば巡り巾着セットの実用ガイド
皿そば巡り巾着セットは2,000円(税別)で、永楽通宝が3枚入っています。永楽通宝1枚で出石皿そば一人前(3皿)の食事ができ、3件のそば店で皿そばを楽しめます。巾着は出石の特産品「出石ちりめん」を使用しており、めぐり終了後は小物入れとして利用できます。販売場所はいずしトラベルサービス(TEL0796-52-4960・出石まちづくり公社内)。有効期限は発売より3か月、永楽通宝の換金は不可、1軒につき1枚限りというルールがあります。
皿そばの食べ方には特徴があります。出石そばは1皿が小さく、3皿で一人前というスタイルが基本です。これは、そばを打ったそばが冷めないうちに食べきるためとされ、皿ごとに新鮮なそばを味わえるのが独特です。皿そば巡り巾着セットを使う場合は、1軒につき永楽通宝1枚で3皿が提供されるため、3軒をめぐれば合計9皿の皿そばを味わえることになります。空腹の状態でスタートし、城下町を散策しながら少しずつ皿を重ねていくのが、出石ならではの食べ方です。
皿そば巡り特典として、巾着を提示すると出石家老屋敷と出石史料館の入館料が団体料金扱いになります。出石家老屋敷(9:30〜17:00・最終入館16:30)は仙石騒動の中心人物の屋敷があった場所、出石史料館(9:30〜17:00・最終入館16:30・火曜休・12/28〜1/4・展示替期間中)は出石藩ゆかりの史料を展示しています。皿そばめぐりと歴史散策を組み合わせられるのが出石ならではの楽しみ方です。GoToトラベル地域共通クーポン(紙・電子とも)の利用も可能です。
モデルプラン——皿そばめぐりと城下町散策の半日
皿そばめぐり巾着セットと城下町の散策を組み合わせた、時刻つきの動線がこちらです。
- 9:00いずしトラベルサービス(0796-52-4960)で皿そば巡り巾着セットを購入(2,000円・永楽通宝3枚)。観光案内所で城下町マップ(主要・詳細)も受け取る。
- 9:30いずし堂本店(9:00〜17:00・年中無休)で皿そば1皿目。皿そばめぐりをスタート。
- 10:00近又(10:00〜15:00・不定休)で皿そば2皿目。15時閉店なので早めに。
- 10:30出石神社・出石城跡を散策。有子山の登城路から城下町を見下ろします。
- 12:00ランチは皿そば3皿目: 湖月堂内堀店(10:00〜17:00・水曜休)やそば処出石城(10:00〜18:00)。寿司がよければ食事 葵(11:30〜22:00・不定休)。
- 14:00和みカフェ(10:00〜15:30・年中無休)でカフェ休憩→田吾作(9:00〜17:00・火曜+第2月曜休)でおはぎの土産。
- 夕方以降: フリーダム(〜24:00・木曜休)でステーキ、いずし川(〜20:00・火曜休)で和食の夕食。
動線の要点は、「年中無休の店を基点にし、変則営業の店を足していく」ことです。いずし堂本店(年中無休・9〜17時)と和みカフェ(年中無休・10〜15:30)が毎日開いている保証のある店です。そばの食事と皿そばめぐりの関係については、同じ兵庫県でも城下町の食文化が異なる町として、城崎温泉と出石を巡るプランが知恵袋でも質問されている人気の組み合わせです。座って食べるランチの選び方を飛騨古川の食べ歩き記事で整理しているので、古い町並み×食事の旅の参考にしてください。
「水曜休」と「不定休」——皿そばめぐりの心得
出石の皿そば提供店は、確認した範囲では水曜休みが最多(家老・如月・湖月堂内堀店・甚兵衛・彩蕎子の5店)。木曜休みが玄・正覚田中屋・陣屋の3店、金曜休みが輝山。月曜休みが八久茂、火曜休みが田吾作・いずし川・左京(祭日営業)。不定休が近又・官兵衛・仙石ほか複数店で、営業日が確定しない店が最も多いのが出石の皿そばめぐりの難所です。年中無休のいずし堂本店(9:00〜17:00)と和みカフェ(10:00〜15:30)が毎日開く保証のある店で、この2店を基点にルートを組むのが確実です。出石そば巡り巾着セットの有効期限は3か月なので、購入は当日に。出石に泊まって皿そばめぐりと城下町散策を楽しむ旅なら、宿の予約後の変更ルールをキャンセルする時期の判断と、免除が期待できるケースで整理した記事を用意しています。また、旅の日程を宿の料金が安い時期に合わせたい場合は、宿泊料金が安い時期の目安と、それが動く理由の記事が参考になります。皿そば巡り巾着セットの永楽通宝は1軒1枚限りで換金不可——3枚を3店で使う計画を立ててから購入してください。
まとめ
- 出石の食べ歩きの軸は皿そば巡り巾着セット(2,000円・永楽通宝3枚)。38店舗参加の皿そばめぐりが体験できる。
- 10店の営業時間・定休日を表に整理した(出典: 但馬國出石観光協会のサイト一覧・2026年9月25日取得)。
- 固有の味は皿そば(3皿で一人前)・いなり寿司・出石ちりめん。水曜休が最多(5店)の町。
- 夜はフリーダム(〜24:00)と葵(〜22:00)まで営業。中山道の宿場町として奈良井宿と、兵庫県内の保存地区町として内子と読み比べができる。