スーツケースの預け入れ料金はいくら?無料枠の考え方とLCCでの注意

この記事の結論

  • 預け入れの費用は「航空会社 × 運賃タイプ × 申し込みタイミング」で決まる。JAL国内線はお一人様20kgまで無料・個数制限なし。
  • PeachなどのLCCは預け入れがオプション。予約時申し込みが最も安く、空港での追加が最も高い
  • 機内持ち込みはANAが2026年7月搭乗分から「手荷物1個+身の回り品1個・合計10kg以内」に統一。40cm×30cm×20cm以内の身の回り品規定に注意。
  • モバイルバッテリーは預け入れ不可。手元の荷物に入れる。

まず結論:無料枠は「3つの条件」で決まる

「スーツケースの預け入れはいくら?」という問いに、単一の答えはありません。無料で預けられる重量と個数は、次の3つの条件の掛け合わせで決まるからです。

  • 航空会社: フルサービスキャリア(JAL・ANA等)は運賃に預け入れ枠が含まれ、LCC(Peach・Jetstar等)はオプション販売
  • 運賃タイプ・路線: 同じ会社でも運賃や路線によって適用ルールが変わる
  • 申し込みのタイミング: LCCでは予約時が最安で、空港での追加は最も高い

対策の順番もこれに沿います。まず乗る航空会社のルールを確認し、荷物の重さを測り、LCCなら予約時の手荷物オプションで足きりしておく。以下、各社の公式ルールを確認した上で(すべて2026年9月16日取得)、具体的な手順を示します。

機内持ち込みと預け入れの比較図解。機内持ち込みは1個と身の回り品の合計10kgでモバイルバッテリーはこちら、預け入れはJALが20kgまで無料でLCCはオプション購入。LCCの手荷物は予約時に買うのが最も安い
持ち込みか預け入れかを分けて考え、LCCの預け入れオプションは予約時購入が最安という構造を覚える。

JAL・ANA・Peachの公式ルール比較

航空会社預け入れ機内持ち込み備考
JAL(国内線)お一人様20kgまで無料。個数制限なし。3辺50×60×120cm以内。超過分は超過手荷物料金公式ページの規定に従うファーストクラスは45kgまで無料(公式)
ANA(国内線)公式ページで要確認2026年7月1日搭乗分から「機内持ち込み手荷物1個+身の回り品1個」の合計2個まで。重量合計10kg以内。身の回り品は40×30×20cm以内改正は機内持ち込みの統一が目的(公式)
Peachオプション。1個あたり20kg(最大32kg)。5個まで/人。3辺の和203cmまで。超過分は別途料金運賃タイプ・オプションによるモバイルバッテリーは預け入れ不可(公式)

この表で実務上重要なのは2点です。1つは、フルサービスキャリアの国内線では「重さ」が管理単位であること。JALは個数を問わず合計20kgまで無料のため、複数個に分けても構いません。もう1つは、LCCでは「個数×重量」を購入すること。Peachは1個ごとに20kgのオプションを付け、3辺の和が203cmを超えるとサイズ超過料金が別途かかります。スーツケースのサイズ表記(例: Lサイズで3辺和約158cm)を自分で把握しておくと、料金の見積もりが立つようになります。

なお、ANAの預け入れ無料枠については本稿の取得時点で数値を確認できなかったため、ここでは記載しません。搭乗前にANAの公式ページ「手荷物について」で確認してください。確認せずに空港へ行くのが一番の損です。

LCCで追加料金を最小にする順序

LCCの手荷物オプションは、申し込むタイミングで料金が変わる仕組みが一般的です。価格の低い順に並べると次のとおりです。

  • 1番目: 予約と同時。航空券購入の画面で手荷物オプションを選ぶ。最も安い。
  • 2番目: マイページからの事前追加。予約後も可能だが、予約時より高くなる。
  • 3番目: 空港カウンター。最も高い。当日の残容量次第でそもそも預けられないこともある。

この構造から導かれる実務的なコツは、荷物の重さが読めないうちは、重い方に賭けて予約時に入れることです。帰りの荷物は増えるのが常で、空港での追加は割高です。行きからオプションを買っておけば、帰り分も同時購入できる場合があるため、往復の旅程なら両方まとめて判断します。逆に、少ない荷物で確定しているならオプションなしで良い——ここは「測ってから決める」のが鉄則です。

機内持ち込みの制限と、預けられない荷物

預け入れを減らして機内持ち込みで済ませるのも一つの節約ですが、制限は年々厳密になっています。ANAは2026年7月1日搭乗分から、機内に持ち込める荷物を「機内持ち込み手荷物1個+身の回り品1個の合計2個まで」、かつ重量合計10kg以内と案内しており、身の回り品(ハンドバッグ等)は40cm×30cm×20cm以内とサイズ規定が明確になりました。キャリーバッグ1個+リュックという組み合わせはこの枠に収まりますが、2個目のキャリーは持ち込み不可です。

そして、預け入れできない荷物の代表がモバイルバッテリーなどのリチウム電池製品です。Peachの公式ページは「モバイルバッテリーは預け手荷物に入れることができません」と明記し、機内持ち込みとして手元に置くよう案内しています。モバイルバッテリー・予備電池・電子タバコ類は、最初から手元の荷物にまとめておくと、保安検査での出し直しが起きません。

空港での超過を防ぐチェック手順

  • 出発の前日までに重量を測る: 家庭用体重計にスーツケースを乗せるだけで十分。JALの20kg枠・Peachの20kg/個と照らし合わせる。
  • 3辺の和を確認する: スーツケース本体のサイズ表記か、縦・横・奥行を実測して合算。Peachは203cm、JALは50×60×120cm以内が対象。
  • 重いものは手元に分散する: 本・カメラ・金属類は持ち込みバッグへ。預け入れの重量は減らしつつ、持ち込み10kg以内に収める。
  • LCCは予約時にオプション購入: 空港追加が最も高い構造を逆手に取り、早めに足きりする。

国際線の場合は、ここに航空会社・路線による豁免や別ルールが加わるため、国内線より先に公式ページの確認が必須です。国際線の具体的な料金比較は、需要を確認できた時点で別記事に切り出す予定です。

まとめ

  • 預け入れの費用は航空会社×運賃×タイミングで決まる。JAL国内線は20kgまで無料、LCCはオプション購入。
  • LCCの申し込みは予約時が最安。空港追加は最も高い。重さが読めないなら予約時に買っておく。
  • 機内持ち込みはANAが2026年7月から「2個・合計10kg」に統一。身の回り品は40×30×20cm以内。
  • モバイルバッテリーは預け入れ不可。前日の重量測定が、追加料金を防ぐ最も確実な対策。

よくある質問

スーツケースの預け入れはいくらから無料になりますか?
JALの国内線ではお一人様20kgまで無料(個数制限なし)です。一方、PeachなどのLCCでは預け入れはオプション扱いで、運賃に含まれません。無料枠は航空会社と運賃タイプで決まるため、予約前に搭乗する便の規定を確認してください。
LCCで預け入れを申し込むならいつが一番安いですか?
予約と同時に申し込むのが基本です。手荷物オプションは、予約時→マイページからの事前追加→空港カウンターの順に高くなる構造が一般的です。空港での追加は最も高くつくため、荷物の重さが読めないうちは大きめのオプションを選ぶほうが安全です。
機内に持ち込める荷物の制限を教えてください。
ANAの国内線では2026年7月1日搭乗分から、機内持ち込み手荷物1個+身の回り品1個の合計2個まで、かつ合計重量10kg以内と案内されています。身の回り品は40cm×30cm×20cm以内です。各社で条件が異なるため、搭乗する航空会社の公式ページで確認してください。
重量を超えてしまった場合はどうなりますか?
無料枠を超えた分には超過手荷物料金がかかります。JALでは3辺50cm×60cm×120cm以内の荷物が20kgを超えた場合、超過手荷物料金をいただくと公式に案内されています。空港での支払いは高くつくため、事前に重量を測って対策してください。
預けられない荷物はありますか?
モバイルバッテリーなどリチウム電池を含む機器は、預け手荷物に入れられません。Peachの公式ページでもモバイルバッテリーは預け手荷物にできないと明記され、機内持ち込みが必要です。電源機器は手元に置く荷物にまとめてください。

情報源

  1. JAL公式「お預けになるお手荷物」(国内線。お一人様20kgまで無料・個数制限なしの記載を確認。取得日 2026-09-16)
  2. ANA公式「手荷物について(国内線)」(2026年7月1日搭乗分からの機内持ち込みルールを確認。取得日 2026-09-16)
  3. Peach Aviation公式「預け手荷物について」(サイズ・個数・重量の条件とモバイルバッテリーの扱いを確認。取得日 2026-09-16)